先日に書いたトクラスBbの施工事例ですが設置後にトラブルがあったんです。正確にはこうなる可能性がある事も把握していて、キッチンリフォームの見積りの時に打ち合わせしていた内容なのでトラブルと言うよりは想定内とも言えるのですが、今後同じ環境のリフォーム工事をする場合ご注意下さい。
キッチンリフォームをするとお湯が出なくなった!
とんでもない事が起こってますよね。
この施工事例では「なぜお湯が出なくなったのか?」「どう解決したのか?」の2点に焦点を絞って解説していきたいと思います。
以前のトクラスの施工事例を読んでいただき「何処に原因があるのか?」を考えてから読んでいただくと面白いと思います。海外製の水栓を取付け、鏡面がハッキリと写っている綺麗なトクラスキッチンも見て貰えると今後のリフォームの参考になると思います。
高槻市でトクラスキッチンBb施工事例|平野区のお客様よりご紹介!下地調整の重要性も解説
お水は出るのにお湯だけが出ない
今回はキッチンからお水は出るのに、お湯は出ない状態で洗面台もお風呂もお湯は出る状態でした。
お湯の経路はキッチン→洗面台→お風呂の流れで給湯菅がひかれていました。
給湯器に遠い場所ではお湯が出る不可解な現象
問題の1つはキッチン水栓にあります。海外製のキッチン水栓は日本製のキッチン水栓よりも水圧が必要になる事が多いです。日本と海外のインフラ環境が違うのでしょう、その国の環境に合わせて製造されているんですね。
これが1つの原因として想定していた内容です。以下の内容は海外製水栓の基本的な考え方になります。
お湯の経路と水圧トラブルのメカニズム
※海外製水栓(KOHLER等)を採用する際の重要ポイント
●なぜ「お湯が出ない」ことが起こるのか?
KOHLER(コーラー)社などの海外製水栓は、デザイン性が高い一方で、国産水栓よりも「多くの水圧(流量)」を必要とする設計になっています。
【原因と結果】
キッチンで勢いよく水栓を開けると、一時的に配管内の水圧が低下します。すると給湯器側で「燃焼に必要な最低限の流量」に達していないと判断され、点火スイッチが入らずにお湯が出なくなるという現象が起こります。
「お湯が出ない」は、海外水栓リフォームにおける「想定内」の現象です。
太陽ホームでは事前に対策を講じ、快適にご使用いただける環境を整えています。
しかし、多くの住宅ではお湯が出ない現象になる事は基本的にありません。問題無くお湯が出る場合もあれば、少し時間がかかるけどお湯は出る事がほとんどです。
しかし今回の現場では全くキッチンからお湯が出ませんでした。
この家特有の問題があったんです。
太陽光の貯湯タンクを組んでいた
現在では使っていなかったのですが、以前太陽光パネルを組んでおり、太陽光でお湯を作ってタンクに貯湯しお湯を使う事を行っていたんです。
太陽光の話しは難しくなるので割愛しますが、給湯器のお湯も一度この貯湯タンクを通して室内に供給されている環境だったんです。
エコキュートも水圧が必要である事から「高圧式」があったり対応策が練られているように貯湯タンクに一度入った水やお湯は水圧がほとんどありません。
ここがポイント!
01 給湯器と貯湯タンク
この貯湯タンクに給湯器のお湯が入り、そこから室内にお湯が供給されている環境でした。この貯湯タンクが水圧を大きく落とし海外製の水栓からお湯が出なくなっていた原因になります。
隠れた原因:貯湯タンク接続による「減圧」の仕組み
※減圧弁による圧力制御と、海外製水栓の相性について
タンク保護のため減圧弁で
水圧を約1/3まで抑制
(170kPa程度)
●なぜお湯だけが出なくなったのか?
水道の勢いをそのまま使う「お水(直圧)」とは異なり、貯湯タンクを通る「お湯」は、タンクの破損を防ぐために減圧弁で意図的に水圧を下げています。
今回の工事では、貯湯タンクを介さない「直圧給湯」に切り替えることで、
海外製水栓の性能を100%引き出す水圧を確保しました。
貯湯タンクを撤去すると、無事にお湯が出ました
今回の事例では貯湯タンクが原因であり、海外製KOHLER水栓そのものの直接的な問題ではありませんでした。
ここでお伝えしたいのは、海外製の水栓は「日本製よりも高い水圧が必要」という視点です。今回は給湯器からの直圧に切り替えることで解決しましたが、もし直圧式であっても、2階にキッチンがあり1階に給湯器があるような配置では、高低差による水圧低下でお湯が出ないケースも想定できます。
2階キッチンで「お湯が出ない可能性」の理論的な理由
※海外水栓を検討中の方は、この「数値」をチェックしてください
「重力」という目に見えない壁
水は10m上がると約 0.1MPa(100kPa) 水圧が下がります。
1階に給湯器、2階にキッチンがある場合、高低差(約3〜4m)だけで30〜40kPaの圧力が消失します。さらに配管の曲がり角などの抵抗が加わり、2階に届く頃には大幅にパワーダウンしてしまいます。
「減圧弁」とのダブルパンチ
貯湯タンク(エコキュート等)を使用している場合、条件はさらに厳しくなります。
※海外製水栓の多くは 150〜200kPa以上 を推奨しているため、基準を完全に下回ってしまいます。
「2階だから給湯器も2階に近い場所に」という設計は、
お湯を早く出すためだけでなく、こうした水圧トラブルを防ぐためのプロの判断でもあるんです。
現場調査時の裏話
このようなやりとりがあったんですね。
本来であれば撤去を先に行うとお湯がでないトラブルも避ける事が出来たのですがお客様のご希望により貯湯タンクは残す方向でキッチンのリフォーム工事を行い「お湯が出ない場合」撤去する形で打ち合わせを進めていきました。
お客様のプランの中で給湯器の工事の時にタンクを撤去する計画を持っていたようです。結果的にお湯が出なかったので給湯器の交換と貯湯タンクの撤去の工事を行いました。
最後になりますが、実はこの施工事例は給湯器入替工事の施工事例だったんです、、、
施工データ
- 施工場所
- 大阪府高槻市
- 建物種別
- 戸建て(築32年)
- リフォーム箇所
- 給湯器(給湯専用)、貯湯タンク撤去
- 工期
- 約 4時間
- 参考費用
- 9万円(税込)
以前この平野区の水廻り4点の施工事例のお客様にご友人をご紹介いただきました。
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