冬場の給湯器は故障・凍結に注意

冬場の給湯器には注意が必要になります。

大きな理由は「故障」と「凍結」この2つになります。

給湯器がいきなり壊れた!

このようなお問合わせが冬場になると一気に増えます。

今回は冬場の給湯器の問題点2つについてになります!

冬場に給湯器は壊れやすい

10月~年明け3月頃までの間に「給湯器がいきなり壊れた」このようなお問合わせが一気にに増えます。

給湯器が壊れると寒い冬の時期に

  • 暖かいお風呂に入れない
  • 洗い物を水で行わないといけない
  • 朝寒い中水で顔を洗わないといけない

このように生活に支障が出てきます。

給湯器も寿命が10年とも言われていますので

10年以上お使いの給湯器をお使いの方は入替工事をご検討するのもいいかと思います。

今までリフォームの仕事を通して実際に給湯器を入れ替えてる年数は

  • 最短7年
  • ボリュームゾーン12年~15年
  • 最長20年

このような年数になります。

数年前は給湯器が手に入らない状況になっていましたが

現在はスムーズに給湯器が手に入るようになっています。

それでも実際に工事が出来るのは数日後になってしまう場合もあります。

特にマンション用の給湯器や少し特殊な給湯器に関しては在庫を持っているリフォーム会社もほぼありませんので、数日かかる事を前提にしておいた方がいいです。

給湯器の年数が10年を超えている場合リフォームのご検討の時期になります。

給湯器と相性のいいリフォーム工事

リフォーム工事には相性もあります。

コスパを考えるとどうなのか?このような視点になります。

全面改装が一番コスパは良くなるのですが、そうはいきませんよね?

給湯器と相性がいいリフォーム工事は浴室のリフォーム工事になります。

よくお問合わせをいただく組み合わせにもなります。

「浴室のリフォームをした時に古いリモコンが付くのが嫌だ」

このような意見が多いのですが、リフォーム業として考えた時にはその他の部分もあります。

タイル張りのお風呂からシステムバスにリフォーム工事を行うと、使えない給湯器があるのです。

わかりやすく言うと浴槽に2つ穴で循環させて追炊きをしている給湯器の場合システムバスには使えません。

隣接型の給湯器と言われるタイプなのですが、元々このタイプの給湯器を使っている場合「追炊き菅」で追炊きをする給湯器にリフォームする場合、施工費や部材費が追加でかかってしまいます。

給湯器だけのリフォームで一度隣接型から隣接型にリフォームを行った場合、次にシステムバスにリフォームする際に給湯器が使えない為、再度給湯器を入れ替えないといけなくなります。

このような事も起こるので、新築から同じ年数を使っているのであれば給湯器と浴室を同時期にリフォームする事を検討するといいのではないかと思います。

冬場は給湯器が凍結する

寒い地域では給湯器凍結します。

もちろん凍結するとお湯は出ません。

大阪ではなさそうに感じるかもしれませんが大阪でも地域により給湯器は凍結します。

一気に気温が下がった翌日は「給湯器のお湯が出ない」とお問合わせを頂きます。

毎年給湯器が凍結する地域にお住まいの方からすれば「凍結も生活の一部」になっていますが

  • 毎年凍結が起こる地域ではない
  • 初めて凍結が起こった

このような地域にお住まいの方からすると対応に悩まされます。

給湯器の凍結は日頃凍結が起こらない地域にお住まいの方の方が大きな問題になります。

まずは給湯器の凍結の原因からになります。

給湯器凍結の原因は?

単純に水温が0℃以下になるので凍結が起こります。給湯器本体の中や配管には常に水が詰まっています。給湯器は外部に設置されている事が多く配管が直接寒さの影響を受けるのでと凍結する可能性が高くなります。また給湯器の中の水が動いている時には凍結が起こりにくくなるのですが給湯器を使わない事が多い夜間の場合配管の水が動かないので凍結が起こりやすくなります。

給湯器が凍結するポイントは以下の2点になります。

  • 水温が0℃以下
  • 水の動きがない

この2点を考慮すれば凍結対策も見えてきます。

給湯器の凍結防止対策

給湯器本体には「凍結予防ヒーター」と「自動ポンプ運転」の2つの凍結防止機能が備わっています。 気温が下がると自動的にこの2つの機能が作動するようになっています。

「凍結予防ヒーター」はあくまでも給湯器本体の機能であり水道管部分の凍結防止にはなりません。もちろん水道管が凍結してしまうと給湯器に水を供給する事ができません。

「自動ポンプ運転」は、追い焚き機能がついている給湯器についている機能で、給湯器と浴槽を循環させる追い焚き配管の凍結を防止できます。追炊きを自動で行う機能になりますので浴槽の中に水が入っている必要があります。寒波が予想される時は循環金具より5㎝上を目安にお水を残しておいて下さい。冬場は残り湯を残しておぐらいでもいいと思います。

また水が動いていても凍結は予防できます。給湯器のリモコンを切り給湯器のガス栓を閉め少量の水を浴槽に流して下さい。この時の水は4mmぐらいの幅がいいと言われています。

このような形で給湯器の凍結を防止する事ができます。

万が一給湯器が凍結した場合

給湯器のリモコンをOFFにして自然解凍を待つ事になります。

無理にお湯をかけて解凍しようとすると配管の損傷に繋がります。

蛇口から水が出るようになった時は必ず配管からの水漏れがないかの確認もするようにしましょう。

冬場の給湯器は気をつけないといけない部分もあるので注意しましょう。